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喜ぶ顔を想像する大切さ

こんにちは。こもだ建総の岡部です。

青く澄んだ空。畑の土手にはコスモス。食卓には栗や柿や秋刀魚。きのこやカボチャもおいしい季節です。

季節の恵みを感じながら、旬の食材でいただく食事、誰しも幸せと感じると思います。

冷凍食品をチン!して食べる。
ファーストフードやファミレスへ行く。
コンビニで弁当を買う。

とても便利でありがたいですよね。
でも、なんか少し物足りなさを感じるのも事実ですよね。
なんでなんでしょうか?

工場で加工し、画一的に大量生産される上記の便利な食事。管理された工場で、一括仕入れの食材を人が食べるように、加工・生産していきます。

そこには、料理の上手・下手なんていう概念すらなく、マニュアル通りに作れば、お店に並ぶ食品を生産できます。

工場で加工された、これらの食事は、(添加物の問題は横に置いておいて・・・)美味しいですし、どの店で食べても、ハズレ無し、みんな同じ味です。

でも、なぜか、物足りない気持ちが・・・
きっと、そこには、
お母さんが、妻が、恋人が、料理人が、食べる人の姿を想像しながら、分量や火加減に注意を払って、自らの手で料理をすることが、大切なのではないかと気づかせてくれます。

ところで、
ここ最近、ラジオやテレビのコマーシャルで、某ハウスメーカーが『品質の良い家は、工場生産で』みたいなキャッチフレーズで、工場見学会の告知をしていました。

なんだか、冷凍食品やファミレスに似てる気が。


工場で加工し、画一的に大量生産される上記の便利な住宅。管理された工場で、一括仕入れの部材を人が住めるように、加工・生産していきます。

そこには、大工や職人の上手・下手なんていう概念すらなく、マニュアル通りに作れば、街に建つ住宅を生産できます。

工場で加工された、これらの住宅は、(シックハウスの問題は横に置いておいて・・・)綺麗ですし、どの店で建てても、ハズレ無し、みんな同じ家です。

でも、なぜか、物足りない気持ちが・・・
きっと、そこには、
大工が、職人が、住む人の姿を想像しながら、材料の選定や加工に注意を払って、自らの手で建築をすることが、大切なのではないかと気づかせてくれます。


工場で働く人は、一生懸命働いているかと思いますが、その家に住む人の喜ぶ顔を想像しながら、決められた作業をする人はいないかと思います。料理で言えば、家族の好みの味付けにしたり、隠し味を加えたり・・・。そのようなことは、工場ではタブーですよね。しかし、この『顔を想像して作る』ことが、何より大切なのではないかと感じます。それは料理でも、家づくりでも。




工場では、マニュアル通りに、決められた部材を、決められた方法で生産します。ですので、間違いはありませんし、コマーシャルで言う性能も出しやすいかと思います。職人の技量や、心意気や、それを管理する会社の能力が低い場合、某ハウスメーカーのコマーシャルのとおり、良い品質の家はできません。料理で言えば、作る人が塩と砂糖を間違えたり、食材が古かったりしたら、美味しくできません。

しかし、きちんとした職人が作れば、厳選された材料で建てれば、工場生産の家と同様の性能も当然出てきますし、何よりも、匠の技と心意気を感じながら、自然素材で建てられた住宅は、誰しも幸せと感じると思います。
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