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木の家を建てるなら山から知ろう!

先週の『家づくり教室アネックス』の続きです。

年輪の間隔が均等にほぼ2ミリ間隔の
目がしっかり詰まった木が、
紀州・山長産の木材の特徴です。
44.jpg

このような年輪の木は、とても丈夫で、
腐りやシロアリにも強い特徴があります。

しかし、このような木は、
植えておけば自然にできるものではありません。
このような年輪になるように、
手をかけて『栽培』しているわけです。


最初に植林する時の本数で、
木が若い時期の成長のスピードが変わります。

間隔を大きく開けて植林すれば、その分地面の栄養は
一本あたりの木に多くいきわたりますが、
間隔を狭めると栄誉の奪い合い状態になります。

『育ち盛りの子供が、同じ量の飯を、
一人で食べるか、100人で食べるのかと同じ』
と、言うことです。


紀州材は1ヘクタールあたりに約5000本の木を植えます。

ちなみに九州では同3000本、吉野では同12,000本です。
九州産の木はその分成長が早くて、
大きな板材がとれるのが特徴です。
3000本の九州材は戦前までは
木の船用の材をとるための林業だったから。

12000本の吉野産は成長はすごくゆっくり。
細く均一に整った木目は、
桶や樽作りを目的とした林業でした。

5000本の紀州産は、建築用材としての林業を
昔から行ってきました。


そうして植えられた木は、畑の作物同じように、
成長を見て間引きをします。
(除伐・間伐と言います)

木に届く栄養分と、木の成長のスピードを
職人が判断して、除伐・間伐を行うのです。
そうすることで、均一な年輪がはじめてできるのです。

木が込み入ったままだと・・・
地面に日が当たらず→雑草や低い木が生えない→
→土壌が雨で流される→土の栄養分がなくなる→
→植えた木に栄養が届かない→きちんとした木に育たない
という現象になります。

一方、除伐・間伐を多くしすぎると、
木に行く栄養が多くなり、一気に木が太くなります。

木目の間隔を均一にするには、
上記の植える本数と、除伐・間伐の方法が
最も大切なこととなるのです。


木が若いうちは雑草に負けないように
暑い時期に下刈り(雑草刈り)を行ことも大切です。
スキー場の上級者コースよりも急斜面で、
梅雨と夏の炎天下で、草を刈る作業は
それはそれは、つらくて大変な作業だそうです。
でも、この作業をしないと、雑草に若木の苗が負けて
木が育たないそうです。

そんな作業を祖父や父の代で行ってきて、
そのおかげで、すばらしい品質の材木になります。

そして、現在は孫の代のために、
木を植えて育てています。

そうした思いで、柱を見ていると
ありがたさに心が震えてきます。
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