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裏の仕事シリーズ

こんにちは。こもだ建総の岡部です。

上尾市で建築中のお宅は、最近には珍しく、
二間続きの本格的な和室があります。

和室部分の施工を担当したのは古谷棟梁。

和室は構造の柱がそのまま表しになります。
そしてその柱に、鴨居(かもい)や長押(なげし)といった
造作材(ぞうさくざい)がくっついてきます。

真壁(柱が表しの和室)は、大工さんの腕の見せ所です。
まさに一発勝負で和室を仕上げていきます。
DSC_0468.jpg
写真は、柱に対して垂直にくっつく鴨居です。

会社の加工場で、材木屋から届いた荒削りの桧の材木の中から
家の各部分の鴨居など造作材に適した材料を選び、
木目の方向や節の位置などを見極めて、
削ったり切ったり加工します。
この時点から、木の性質や美しさを追求する目と技が
必要になってきます。

その鴨居を現場で鑿(のみ)や鉋(かんな)、鋸(のこぎり)
を巧みに使って、ピタリと納めます。

もちろん、そのまま仕上がりが見えてくるので
釘や金物などが表には見えませんし、
ちょっとでも隙間があれば、とても目立ってしまうし、
かといって、きつ過ぎると入らなかったり反ったり割れたり・・・
本当に、和室を作ることは大変なことなのです。

古谷棟梁は、腕の見せ所ということもあり、
丁寧に、真剣に木と語り合いながら和室を仕上げていきます。
DSC_0471.jpg
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裏の仕事は私もかなり見せてもらいました、棟梁の素晴らしい腕の見せどころですね。やはり、基本は大工さんの人間性と物の考え方でしょうか!我が家では子供達が棟梁に頂いた木の箱を大事に使っています!

No title

レンコンさん、ありがとうございます。3人のお子さんに、それぞれの思いを込めて長井棟梁がつくったので、大事にして頂いてうれしいです。
見えなくなってしまうところに、どれだけ手間暇をかけられるかは、やっぱり気持ちの部分が大きいと思います。
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