追掛大栓継
営業部岡部智之です。
梅雨に入りましたが、雨もさほど降っていないので、
工事の進捗に気をもまないので、助かっていますが、
水不足にならない程度に(電力は不足ですが)、
雨も必要かなと思います。
先週、さいたま市北区で、平屋の家が、
無事に上棟しました。
技能を若い職人にも伝承し、
経験をしていく意味も込めて、
こもだ建総では、年に数棟ですが、
プレカットをしないで、手刻みで材木を
加工しています。
こちらの現場は、手刻みで行いました。
こもだ建総で育った棟梁・古谷直樹一級技能士が、
若い大工2人と共に、
木取り(どの材木をどの部分に使うか)
墨つけ(墨つぼなどを使い、加工する下書きの線を書く)
刻み(ノミやのこぎりでて加工する)
を、会社の作業場で行いました。
『墨を残して刻め!』と、
普段温厚な古谷棟梁が、若手に熱く指導しています。

墨つけをする棟梁

刻みが終了した土台
プレカットではできない、刻みの醍醐味があります。
建物の外周部の、2階の床の高さの梁のことを
『胴差し』と、呼んでいますが、
胴差しは、1本で建物にぐるっと回すことはできないので、
途中で、継手を使って、つないでいきます。
その継手の加工に、
『追掛大栓継』(おっかけだいせんつぎ)
という、手法があります。
2本の材を、複雑な継手によって組み、
込栓で材をつないでいく継手手法で、
とても丈夫で外れることがありません。

追掛大栓継(横から)

(上から)
仕口は、下の図のようになっています。
斜めに刻まれて組み込まれています。


大工の刻みの腕が試される、
大工冥利に尽きる刻みの代表例です。
ものつくり大学が作成した
『仕口継手技能』でも、最終の課題になっています。
ホームページ↓
ものつくりネット(継手仕口検定)
梅雨に入りましたが、雨もさほど降っていないので、
工事の進捗に気をもまないので、助かっていますが、
水不足にならない程度に(電力は不足ですが)、
雨も必要かなと思います。
先週、さいたま市北区で、平屋の家が、
無事に上棟しました。
技能を若い職人にも伝承し、
経験をしていく意味も込めて、
こもだ建総では、年に数棟ですが、
プレカットをしないで、手刻みで材木を
加工しています。
こちらの現場は、手刻みで行いました。
こもだ建総で育った棟梁・古谷直樹一級技能士が、
若い大工2人と共に、
木取り(どの材木をどの部分に使うか)
墨つけ(墨つぼなどを使い、加工する下書きの線を書く)
刻み(ノミやのこぎりでて加工する)
を、会社の作業場で行いました。
『墨を残して刻め!』と、
普段温厚な古谷棟梁が、若手に熱く指導しています。

墨つけをする棟梁

刻みが終了した土台
プレカットではできない、刻みの醍醐味があります。
建物の外周部の、2階の床の高さの梁のことを
『胴差し』と、呼んでいますが、
胴差しは、1本で建物にぐるっと回すことはできないので、
途中で、継手を使って、つないでいきます。
その継手の加工に、
『追掛大栓継』(おっかけだいせんつぎ)
という、手法があります。
2本の材を、複雑な継手によって組み、
込栓で材をつないでいく継手手法で、
とても丈夫で外れることがありません。

追掛大栓継(横から)

(上から)
仕口は、下の図のようになっています。
斜めに刻まれて組み込まれています。


大工の刻みの腕が試される、
大工冥利に尽きる刻みの代表例です。
ものつくり大学が作成した
『仕口継手技能』でも、最終の課題になっています。
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