本当の危機管理とは…小・中学生に学ぶ
『津波てんでんこ』
この言葉を聞いたことがありますか?
ウィキペディア(インターネット百科事典)によると、意味は下記のことです。
「てんでんこ」とは「てんでんばらばら」という意味であり、「津波が来たら、肉親に構わず、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」ということがこの伝承の本来の意味である。津波は到達速度が速いため、肉親等に構っていると逃げ遅れて共倒れになってしまう。一族を存続させるためにも、自分一人だけでもとにかく早く高台へと逃げよ、ということであるが、「自分の命は、自分の責任で守れ」ということも含意しているとされる。また、自分自身は逃げて助かったのに、他人を助けられなかったとしても、それを非難しないという不文律にもなっている。
『津波てんでんこ』を率先して行った
岩手県釜石市の小中学生の99.8%が生存している
そんなニュースが、心に響きました。
釜石市は、群馬大学大学院災害社会工学研究室の片田敏孝教授と
数年にわたり、小中学校での防災教育を重要視してきました。
その教えは
原則1「想定に、とらわれるな」
原則2「最善を尽くせ」
原則3「率先し避難せよ」です。
原則1「想定に、とらわれるな」
地震が発生した直後、停電で放送もできない学校で、
児童生徒は、先生の指示を待つまでもなく、校庭に出て
高台へと向かいました。
市や県が設定している避難マニュアルや、
津波ハザードマップも関係無しです。
一方、被害を受けてしまった方は、
ハザードマップに従ったけど、避難所が流されたとか
立派な防波堤があるから、大丈夫と思っていた人が、
多かったのではないでしょうか。
高さ約6メートル、全長約1・6キロの防波堤は、
耐震性を増すなど最新の技術が駆使したものでしたが、
10メートル以上とされる今回の津波であっけなく破壊しました。
原則2「最善を尽くせ」
背後から聞こえる轟音と防潮堤にぶつかる白い波しぶきを見た生徒は
たどり着いた介護福祉施設からさらに高台へ逃げたそうです。
津波は介護福祉施設の約100メートル手前で止まり、
当初の介護施設は流されたとのこと。
すべてが避難開始から10分足らずの出来事でした。
原則3「率先し避難せよ」
市内では、すでに7割の児童が下校していた
釜石小学校の児童184人全員も無事でした。
祖母と自宅にいた児童は、祖母を介助しながら避難しました。
指定避難所の公園にいた児童は津波の勢いの強さをみて
さらに高台に避難するなど、ここでも「避難3原則」が
生かされていました。
市教委などによると、今回の震災で、
釜石市内の小中学生2923人のうち、
死者と行方不明者は5人。ほとんどが学校を休んでいた子供で、
学校からの避難がほぼうまくいったことを裏付けています。
この出来事から、学ぶことは多いのではないかと思います。
画一された教育の中で、このような方針を取った
釜石市は、本当に素晴らしいと思います。
『お上のマニュアルをあてにするな!』
命を守るときに、マニュアルではなく行動力なのだと
実証をしてくれました。
『想定外』と言う言葉や意味、
そのものが『想定外』なんだと思います。
釜石の子供は『想定』は一切無視した、
その行動が生死を分けたのでしょう。
(国の原発対策を見ていると、この全く逆ですよね・・・)
釜石市の津波動画
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この言葉を聞いたことがありますか?
ウィキペディア(インターネット百科事典)によると、意味は下記のことです。
「てんでんこ」とは「てんでんばらばら」という意味であり、「津波が来たら、肉親に構わず、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」ということがこの伝承の本来の意味である。津波は到達速度が速いため、肉親等に構っていると逃げ遅れて共倒れになってしまう。一族を存続させるためにも、自分一人だけでもとにかく早く高台へと逃げよ、ということであるが、「自分の命は、自分の責任で守れ」ということも含意しているとされる。また、自分自身は逃げて助かったのに、他人を助けられなかったとしても、それを非難しないという不文律にもなっている。
『津波てんでんこ』を率先して行った
岩手県釜石市の小中学生の99.8%が生存している
そんなニュースが、心に響きました。
釜石市は、群馬大学大学院災害社会工学研究室の片田敏孝教授と
数年にわたり、小中学校での防災教育を重要視してきました。
その教えは
原則1「想定に、とらわれるな」
原則2「最善を尽くせ」
原則3「率先し避難せよ」です。
原則1「想定に、とらわれるな」
地震が発生した直後、停電で放送もできない学校で、
児童生徒は、先生の指示を待つまでもなく、校庭に出て
高台へと向かいました。
市や県が設定している避難マニュアルや、
津波ハザードマップも関係無しです。
一方、被害を受けてしまった方は、
ハザードマップに従ったけど、避難所が流されたとか
立派な防波堤があるから、大丈夫と思っていた人が、
多かったのではないでしょうか。
高さ約6メートル、全長約1・6キロの防波堤は、
耐震性を増すなど最新の技術が駆使したものでしたが、
10メートル以上とされる今回の津波であっけなく破壊しました。
原則2「最善を尽くせ」
背後から聞こえる轟音と防潮堤にぶつかる白い波しぶきを見た生徒は
たどり着いた介護福祉施設からさらに高台へ逃げたそうです。
津波は介護福祉施設の約100メートル手前で止まり、
当初の介護施設は流されたとのこと。
すべてが避難開始から10分足らずの出来事でした。
原則3「率先し避難せよ」
市内では、すでに7割の児童が下校していた
釜石小学校の児童184人全員も無事でした。
祖母と自宅にいた児童は、祖母を介助しながら避難しました。
指定避難所の公園にいた児童は津波の勢いの強さをみて
さらに高台に避難するなど、ここでも「避難3原則」が
生かされていました。
市教委などによると、今回の震災で、
釜石市内の小中学生2923人のうち、
死者と行方不明者は5人。ほとんどが学校を休んでいた子供で、
学校からの避難がほぼうまくいったことを裏付けています。
この出来事から、学ぶことは多いのではないかと思います。
画一された教育の中で、このような方針を取った
釜石市は、本当に素晴らしいと思います。
『お上のマニュアルをあてにするな!』
命を守るときに、マニュアルではなく行動力なのだと
実証をしてくれました。
『想定外』と言う言葉や意味、
そのものが『想定外』なんだと思います。
釜石の子供は『想定』は一切無視した、
その行動が生死を分けたのでしょう。
(国の原発対策を見ていると、この全く逆ですよね・・・)
釜石市の津波動画
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