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職人技と子育ての本

木や木造住宅、職人について興味のある方は
聞いたことのある方もいるかと思いますが、
作家に塩野米松さんという方がいます。


法隆寺の西岡棟梁や弟子である小川三夫棟梁との
聞き書きをされた「木のいのち木のこころ」や、
職人の本質を聞き出した「手業に学べ」シリーズ
などが有名な方です。


塩野米松さんの最近の本に
「いなほ保育園の12ケ月」
があります。
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この本は、埼玉県にある無認可保育園の
園長・北原和子さんとの聞き書き本です。

塩野米松さんの話を聞く機会が去年あり、
その時のことを書きたいと思います。


塩野さんの話の中で、印象的だったのは、

『“ことば”というのは、コップ一杯ぐらいで、
本質は海の水ほどある。』

海の水に対して、コップ一杯。
“ことば”では表現できないものが多いとのこと。

『今の世の中、言葉や理屈が先に行き、
どこか空虚で不安な世界である』
と、おっしゃっていました。

一流と言われる職人は、
“ことば”ではなく“感性”で生きているそうです。

具体例をあげると、
言葉で「鉋は何度の角度で材に当ててさっと引く」
と教わったとしても、
それだけでは、職人としては意味がない。
自分の感性で、体をたくさん使い動かし、習得してきた
“感性“で、指先を研ぎ澄まして作品を生んでいく。
それが職人であると。

塩野米松さんがこの職人の感性と、
いなほ保育園の保育は通じるものがあるとおっしゃっていました。

本の中で例をあげると、いなほ保育園の遠足は、
前もってどこに行くか父兄も子供もおろか、
園長以外の職員も知らないまま当日の朝を迎えます。

北原園長は、天候や、子供たちの体と心の具合など、
“感性“を研ぎ澄ませて観察をし、
「この子たちは、今日はここまでのことができるから、
行き場所はあそこにしよう」と決めて出発です。

北原園長自身に宿っている感性が、
遠足を充実したものになるか否かを決定していきます。

ですので、それはもう一流の職人ということです。

是非、機会があったら、読んでみてください。


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無垢材・漆喰の
株式会社 こもだ建総
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