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大切な住まい『アリえない!』ことにならないように

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
木の家を建てたい!
そう思う方は多いことだと思います。
しかし、『木はシロアリにやられるのでは?』と、不安になる方も多いのでは。
そんな『アリえない』ことにならないように、きちんとした対策が必要になります。

ポイントは3つです。
①シロアリの進入路を断つ設計・施工をする

②防蟻の効果が高く、かつ持続する処理方法にする

③健康を害さない、安全な方法を用いて処理をする

では、簡単に3つのポイントを解説します。

①シロアリの進入路を断つ設計・施工をする
シロアリは、自然界いたるところに生息しています。倒木などを土に還す『森の分解者』とも呼ばれ、生態系にとってとても重要な昆虫ですが、家にとっては大敵です。大切な住まいがシロアリにやられないために、最初に考えることは、進入路を断つことです。
そのためには【べた基礎】にすることが大前提になってきます。コンクリートの基礎を面で施工すれば、土の中にいるシロアリが進入するリスクが大幅に減ります。そのためには丁寧な基礎施工が重要になります。

基礎比較
シロアリの進入路が無いべた基礎

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防湿フィルムを丁寧に施工。防水性の高いテープを使う

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防湿とコンクリートの厚みを確保するために【捨てコン】施工をする

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捨てコン施工の上から、基礎の背筋を組む

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べた基礎完成


②防蟻の効果が高く、かつ持続する処理方法にする
万が一シロアリが進入してきた場合、シロアリにやられないように防御する必要があります。薬剤に頼る前に、素材から考えることが重要です。

㋐桧は白蟻と湿気に強い素材
国土交通省の告示に、シロアリに強い特定樹種が指定されています。ヒノキ、ヒバ、クリなどです。このような材料を使えば、シロアリの薬剤に頼らなくても、シロアリを防御できる性能があります。
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同じ条件(白蟻のいる環境)に複数の樹種を入れて経過観察した実験。ホワイトウッドは原形なし。桧・ヒバは表面のシミ程度
(山長商店実験)

こもだ建総では、桧の土台を施工しています。
その他にも、シロアリ・湿気の様々な対策が重要です。

㋑床から下の材料に桧を使う(下地にも)
 ・一例として根太(床を支える材料)・・・桧の芯材を使う
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  →芯材・・・白蟻に強い
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山に放置した桧の丸太は、芯を残して辺材のみ白蟻の被害を受ける

基礎断熱で床下に湿った空気を入れないことが床下結露の防止になります。また、基礎からの冷気が金物に伝わるので、熱橋対策も重要です。
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③健康を害さない、安全な方法を用いて処理をする
 ㋐一般的な薬剤処理方法
 現在、木造建築の防腐防蟻(シロアリ)剤として使用が認められているものには、 アレスリン(合成ピレスロイド)・イミダクロプリド(ネオニコチノイド)・シプロコナゾール(トリアゾール)等がありますが、 いずれも持続効果は短く、平成13年の日本しろあり対策協会通達では 「薬剤の持続効果は最大で5年間」「5年を目処に再処理を行う」などの旨が確認されています。
(ホウ酸系の防蟻会社HPより参照)
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メリット:金額が安い
デメリット:長持ちしない・健康に害を及ぼす危険(化学物質過敏症など)

㋑こもだ建総の考え(焼き土台)
・芯材の桧無垢材を、バーナーを使って表面を焼く
 【焼くことで】
   1.表面が炭化し無機質になり、虫や腐りに効果的
   2.表面の害虫や卵などを焼くことができる
 →古代から使われている技法。現代でも、庭師が杭を打つ時などに用いている
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メリット:安全性が高い(薬剤ゼロ・長持ちする)
デメリット:手間がかかる、材料費が高い


シロアリに強い家を建てましょう!
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