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適材適所・・・日本の気候には日本の木

ホワイトウッドという木を
聞いたことがありますでしょうか。


この木は、公園や山を見ても見つかりません。


この木はスウェーデンやフィンランド、オーストリアなど
北欧諸国を主な産地とする、欧州トウヒ、スプルスなどの
白い木の総称のことを言い、数十年前から日本に輸入され、
主に集成材の柱や2×4材として住宅に使われている木です。


大手住宅メーカーや、年間何千棟単位の建て売り会社や
パワービルダーが多用している材木です。


集成材ですので曲がりや反りの心配や、在庫の確保の心配がなく、
ロット注文で安く手に入るので、作る側の都合で
短時間に大量に普及したと思われます。

しかし、このホワイトウッドは良心的な工務店やハウスメーカーでは
もう使わなくなってきております。


その理由は腐りやすくて、シロアリに弱いからです。



新建ハウジングという業界紙にもそのことが出ていましたので写真を見てください。
jikken.jpg



 桧、杉、米栂、ホワイトウッドを4年間、野ざらしにした実験の写真です。

ホワイトウッドは形が無くなっています。


住宅の壁の中が、常に乾燥状態でしたら腐らないかもしれませんが、
長い年月を考えると、やはり柱や土台で使うことは大罪だと思いませんか?



腐りに弱いだけでなく、シロアリにも食べられやすい材木でもあります。

次の写真が同じ環境で白蟻を飼育した時の木材の食害情況です。
hw.jpg


桧は被害が殆どないのに対しホワイトウッドは見ての通りです。


あえて一番弱い木を柱や土台に使う、そしてそのことを消費者に知らせない。


耐震偽装問題みたいにあからさまな罪ではないですが、


同等かそれ以上の大罪だと思います。

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