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豆腐と材木 どちらが高い?


さて、
皆さんはあまりご存知ではないかと思いますが、
材木の流通過程では『1本いくら』ではなく、
体積当たりで計算され、
『1立方メートル(立米)あたりいくら』で取引がされています。

例えば1立米あたり150,000円のヒノキ材があったとします。
柱に使うヒノキは、長さ3メートル・12センチ角だとします。
そうするとこの柱は0.0432立方メートルとなり、

金額は
0.0432×150,000=6,480円
と計算ができます。

この計算で、豆腐1丁を100円だとすると、
立米単価は約170,000円です。

また大根は1本150円だとすると、
立米単価は約60,000円です。


大根は畑では、約30センチに1本収穫できます。
大根では1平方メートル当たり約9本収穫できるわけです。

ヒノキの人工林では、樹齢60年の木を、
1平方メートル当たりおよそ1.5本伐採されます。


面積あたり約9倍の差があります。


一方大根は約4ヶ月で収穫に対し、
木材は60年かかります。


時間では180倍の開きがあります。


そこで、材木と大根の立米単価をもう一度見てみますと、
差は約2.5倍しかありません。

しかも、豆腐より安いことが分かります。


しかし、

木材は、大根と比べると、
作るのに180倍の時間がかかり
作るスペースも9倍必要(しかも急斜面!)

です。


国産の無垢材が、いかに安いか!


日本の国土には、伐採時期を迎えた杉やヒノキが、
自給率100%以上の蓄積量が山にあります。

日本の国土を守るため、
そして、日本の林業を守るため、
これからも、国産材にこだわった家づくりを
していくべきと、思いませんか?


木の命を引き継ぎ住まいに使わせていただく。
3代かけて育ててくれた林業家に思いをはせる。

価値を考えたとき、材木は決して高くありません。
もっとたくさん木を使い、
そして自然の力と林業家に感謝をしましょう。
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