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何事もきちんとした『土台』があってこそ!

こんにちは。こもだ建総の岡部です。

今月・来月と上棟する現場がたくさんあります。
おかげさまで、基礎屋さん・施工部(大工)も
フル回転の状態が、年明けも続きそうです。

そんな中、上棟をする2日前に通常行うことが
『土台敷き』です。

『土台』は、家の基礎部分
(コンクリートでできている部分)の上に
横に寝かされた木のことを言います。

もののたとえで
『何事も基礎が大切』 だとか
『きちんとした土台があってこそだぞ!』なんて、
よく耳にしますよね

さて、こもだ建総の家づくりでは、
土台にも大きな特徴があります。

それは『桧(ひのき)焼き土台』です。
もともと、桧の芯の部分は、腐りにくく
白蟻にも強い性質があります。
ですので、床下に使う木材として適しています。
401_20171113165504ff3.jpg

今、ハウスメーカーをはじめ多くの業者は
土台に輸入した材木を使い、
薬剤を使ってシロアリ対策をしています。
注入土台と言って、米栂などの輸入材を、
工場で表面に筋を入れて、薬剤に付け込んだり、
圧力鍋の要領で加圧注入したり、
電解処理した土台が多く使われています。
しかしこれですと、気密性能の向上した現代の家では
薬剤の揮発した成分が室内に入り込む恐れや、
白蟻の薬の効果が薄まってきた後の対処など、
問題を抱えることになります。
timthumb.jpg


さて、こもだ建総で採用している焼き土台、
文字通り、檜の無垢材を焼いて使います。
表面部分を焦がし、炭化することで白蟻や鎖に強くなる、
日本の古い遺跡からも発掘された伝統的な工法です。
KIMG0504.jpg


もともと白蟻に強い桧を使っていることにプラスして、
表面を炭化させることにより
白蟻に強くて、健康に害がなく、
長持ちする家が可能になります。

この焼き土台、現場で大工さんが一本一本丁寧に焼きます。
夏場は、日差し+コンクリートの照り返し+バーナーの炎で
数キロのダイエット効果?があると、ある棟梁に聞きました。
PB110015.jpg

薬剤の注入された土台を使えば、
ヒノキ材よりも安価ですし、
何より手間が省けます。
ですので、効率や安さを第一に考えれば、
注入土台を使うことが正解かもしれません。

しかし、安さや速さを求めるあまり、
住む方の健康や、家の耐久性や、
地球環境の汚染に大きな影響を及ぼす
リスクも生じてきます。

どっちがいい、どっちが悪いではなく、
注入土台がどういうものなのかを理解して、
また、桧の土台がどういうものなのかを理解し、
選択をすることが大切ではないかと思います。
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