手すき和紙の体験
こんにちは。こもだ建総の岡部です。
子供の日に小川町にある
埼玉伝統工芸会館に行ってきました。
埼玉県の伝統工芸を、実物とパネルで
分かりやすく紹介されている施設です。
埼玉でひな人形と言えば岩槻と鴻巣が有名ですが、
所沢、越谷でも伝統的につくられています。
桐の箪笥は春日部ですね。
行田の足袋、加須の鯉のぼりの展示もあります。
そして、小川町と言えば『和紙』ですよね。
そこで、和紙作りの体験をしてきました。
よくテレビで見る、大きな四角い木の枠を持って、
水の中でタプタプさせるのを、
やってみたかったからです。
タイミングよく木枠を左右に振っていきます。
私より息子の方がセンスありそうです。

薄く漉いた和紙に、草や花で飾り付けをします。
こちらは、自分より妻のセンスが抜群です。

この後、乾燥と仕上げをしたものを、郵送してくれます。
小川の和紙は、『細川紙』という伝統的な紙漉きです。
ホームページを引用します。↓
細川紙は、埼玉県小川町・東秩父村で古くから継承されている伝統的な手漉(てす)き和紙です。その技術は昭和53年に国の重要無形文化財に指定され、平成26年にはユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に「和紙」(石州(せきしゅう)半紙(ばんし)・本(ほん)美(み)濃(の)紙(し)・細川紙)として記載されました。
この地域における和紙の歴史は、8世紀に遡るといわれています。江戸時代になると、大都市江戸の住人や商人が増え、紙の消費も増加しました。この地域は紙の一大消費地である江戸に近いため、江戸時代中期に紀州細川村(和歌山県)で漉かれていた細川奉書という良質な紙の技術がここに伝えられました。そして、細川紙の生産量は大幅に増加し、ここは紙の名産地として栄えました。
細川紙は、国内産の楮(こうぞ)を原料とし、伝統的な方法と用具で作られます。楮の内側にある長い繊維は強靭で、流漉きによって楮の繊維が絡み合い、丈夫な紙になります。耐久性が細川紙の大きな特徴の一つです。
楮(こうぞ)を育てるところから、
枝を切って皮をはいで乾かして、
煮て、叩いて、洗って、
今度はトロロアオイを叩いて
和紙に欠かせないい粘りを混ぜ、
やっと紙漉きになります。
本当に、ものすごく手間がかかっています。
それだけに、出来上がった細川紙は、
見た目が綺麗ですし、
丈夫ですし、手触りもいいですし、
何とも言えない感覚です。
日本の伝統工芸の、奥の深さを感じました。
自然の恵みを、村人たちが共同作業で、
枝一本から立派な和紙に仕上げていきます。
そこには、自然の崇拝や、勤労精神や、
自分本位ではない共同作業の尊さなど
日本人の素晴らしさを感じます。
あまりにも便利で早くて安くてを求めすぎる今の世の中、
こんな素晴らしい伝統が
消え去ってしまうのではないかと心配です。
日本の伝統は、日本人が守っていく責任があると
強く感じた子供の日でした。
子供の日に小川町にある
埼玉伝統工芸会館に行ってきました。
埼玉県の伝統工芸を、実物とパネルで
分かりやすく紹介されている施設です。
埼玉でひな人形と言えば岩槻と鴻巣が有名ですが、
所沢、越谷でも伝統的につくられています。
桐の箪笥は春日部ですね。
行田の足袋、加須の鯉のぼりの展示もあります。
そして、小川町と言えば『和紙』ですよね。
そこで、和紙作りの体験をしてきました。
よくテレビで見る、大きな四角い木の枠を持って、
水の中でタプタプさせるのを、
やってみたかったからです。
タイミングよく木枠を左右に振っていきます。
私より息子の方がセンスありそうです。

薄く漉いた和紙に、草や花で飾り付けをします。
こちらは、自分より妻のセンスが抜群です。

この後、乾燥と仕上げをしたものを、郵送してくれます。
小川の和紙は、『細川紙』という伝統的な紙漉きです。
ホームページを引用します。↓
細川紙は、埼玉県小川町・東秩父村で古くから継承されている伝統的な手漉(てす)き和紙です。その技術は昭和53年に国の重要無形文化財に指定され、平成26年にはユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に「和紙」(石州(せきしゅう)半紙(ばんし)・本(ほん)美(み)濃(の)紙(し)・細川紙)として記載されました。
この地域における和紙の歴史は、8世紀に遡るといわれています。江戸時代になると、大都市江戸の住人や商人が増え、紙の消費も増加しました。この地域は紙の一大消費地である江戸に近いため、江戸時代中期に紀州細川村(和歌山県)で漉かれていた細川奉書という良質な紙の技術がここに伝えられました。そして、細川紙の生産量は大幅に増加し、ここは紙の名産地として栄えました。
細川紙は、国内産の楮(こうぞ)を原料とし、伝統的な方法と用具で作られます。楮の内側にある長い繊維は強靭で、流漉きによって楮の繊維が絡み合い、丈夫な紙になります。耐久性が細川紙の大きな特徴の一つです。
楮(こうぞ)を育てるところから、
枝を切って皮をはいで乾かして、
煮て、叩いて、洗って、
今度はトロロアオイを叩いて
和紙に欠かせないい粘りを混ぜ、
やっと紙漉きになります。
本当に、ものすごく手間がかかっています。
それだけに、出来上がった細川紙は、
見た目が綺麗ですし、
丈夫ですし、手触りもいいですし、
何とも言えない感覚です。
日本の伝統工芸の、奥の深さを感じました。
自然の恵みを、村人たちが共同作業で、
枝一本から立派な和紙に仕上げていきます。
そこには、自然の崇拝や、勤労精神や、
自分本位ではない共同作業の尊さなど
日本人の素晴らしさを感じます。
あまりにも便利で早くて安くてを求めすぎる今の世の中、
こんな素晴らしい伝統が
消え去ってしまうのではないかと心配です。
日本の伝統は、日本人が守っていく責任があると
強く感じた子供の日でした。
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