fc2ブログ

子ども電話相談

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
自分の子供のころには考えられないような、暑さが続いています。
30度で涼しいと感じてしまう今日この頃です。

さて、そんな自分の生まれる8年前の1964年から2008年までTBSラジオで放送されていたのが、「全国こども電話相談室」です。
「ダイヤル・ダイヤル・ダイヤル・ダイヤル」で始まるテーマソング、そもそも今の子供はダイヤルの意味も分からないですよね。
子供のころはもちろん、大人になってからもこの番組が大好きで、よく聴いていました。
子供の素朴で鋭い質問、無着成恭さんや永六輔さんなど、当意即妙な回答など、思い出します。

天国に行ったら、どうなるんですか?
演歌はどうして“シブい”んですか?
宇宙とあの世はどっちが遠いんですか?
好きな人に告白する言葉を教えてほしい

などなど、どのように答えるか、毎回楽しみに聴いていました。

残念ながら2008年に放送が終了したのですが、放送局は違いますがNHKで夏休みの時期になると、子供科学電話相談が放送されます。
生き物や、星座など、科学に関する子供の質問を、専門家が答えるスタイルは、TBSのスタイルと同じです。
車の移動中に聴くことがあるのですが、数年前にこんな質問と答えがあったのを思い出します。

こども 「死んじゃった人が、星になると聞いたんだけど、本当ですか?」

アナウンサー 「どうしてそう思ったの?」

こども 「おばあちゃんが死んじゃった時に、お母さんが言っていたから」

アナウンサー 「では、星の専門家の先生に聞いてみましょう」

こんな感じで、専門家の女性の先生が回答していたのですが、その答えが素敵すぎて思い出に残っています。
先生は、次のように答えました。

星の成分を調べていくと、色んな元素が合わさってできている。
その元素を一つ一つ見ていくと、私たち人間の体を構成している元素と、ほとんど変わらない。
だから、空に輝いている星は、おばあちゃんと同じものでできている。
そう考えると、死んじゃった人が星になって輝くと考えてもいいと思う。

そんな答えを、子供に向けの言葉でわかりやすく答えていました。
星になったおばあちゃんを、そんな訳ないと科学的に否定するわけでもなく、生命や科学の神秘を伝えている先生の答えが印象的でした。

今年の夏休みも、移動中に是非聴いてみたいです。

スポンサーサイト



大戸屋大好き

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
休みの日に、たまにですが外食をすることがあります。
どのお店に行こうか、考えるところからが外食の楽しみなのではないかと思います。
その中で、「色々考えたけれど、結局はここだね!」と、我が家がよくいくお店が大戸屋です。

大戸屋のコンセプトは「ちゃんとすこやか」。
外食チェーンの多くは、セントラルキッチンで大量につくられた素材を、お店にて暖めなおしたり、調味をしたり、二次加工をして料理が運ばれるのが一般的です。
一方大戸屋は、材料の仕込みから基本的にお店で調理をしています。
また、産地限定の野菜や、お店で削る鰹節など、食材もこだわっています。
それなので、安心しておいしい食事を楽しめます。

早く、安くを旗印にしている外食チェーンとは真逆で、オーダーからの時間も長いですし、金額も決して安くはありません。
それでも、また大戸屋に来たくなります。

我々の家づくりも、大戸屋のような気がします。
本物の選ばれた素材、工場生産ではなく職人の手作り、ローコスト住宅とは言えず、手間暇時間がかかる・・・。

大戸屋もそうですが、決して手の届かない高級な素材を使うわけでもなく、華美な装飾があるわけでない。

私たちの家づくりは、高級ではなく上質、華美ではなく機能美を心がけたものづくりをしています。
そして、手の届く価格で、快適で心豊かな住まいをご提供できる工務店がこもだ建総だと思います。


雨が多い国の家づくり

こもだ建総の岡部です。
梅雨の季節がやってきました。
日本の年間降水量は、世界の平均の2倍以上あります。
また、年間の降水日数(雨や雪が降った日)は東京は約100日に対して、サンフランシスコは60~70日というデーターもあり、量・日数ともに、雨の多い国であることがわかります。

data_graph_1_20220527170736ee7.jpg

日本の建築といえば「木造」ですが、伝統的に建てられているのが、柱と梁を組んで建てる「木造軸組工法」と呼ばれるもので、こもだ建総の家もこの工法です。
mokuzoujikugumikouhou.jpg

一方、アメリカが発祥の「木造」もあり、「木造枠組壁工法:(ツーバイフォー工法)」と呼ばれれるものがあります。
module.jpg



木造軸組工法は、以下の順番に家が出来上がります。
①基礎を作る
②土台を敷いて、柱を立てて、梁を架け、屋根の骨組みを作る
③屋根の仕上げをする

一方、木造枠組壁工法:(ツーバイフォー工法)は、以下の順番です。
①基礎を作る
②1階床・1階壁・1階天井(2階床パネル)・2階壁・2階天井の順にパネルを組み立てていく
③屋根の骨組みを組み、屋根を作る
イメージとすれば、積み木で家を作る感じで、下から順に上に積み上げて家を作っていきます。

この工法の違い、実は大きな特徴があります。

木造軸組工法は、柱や梁といった骨組みを組んだ後に、いきなり屋根の工事に差し掛かります。
物事の順番として、下から順に仕上げていけば楽にできそうなものの、いきなり上から作ります。
では、何故こんな非効率的なことをするのでしょうか?

木造軸組工法の場合、屋根ができる前に雨が降ったとしても、濡れるのは柱や梁といった骨組み部分のみになります。
柱や梁は表面が濡れても問題がなく、仮に長雨で木が湿気を吸い込んだとしても、乾燥材を使っていれば時間の経過とともに、元の水分量に木が呼吸をして戻してくれます。
ですので、骨組みが濡れること自体全く問題がないのです。

屋根工事が完成する前に雨が降ったとしても、濡れるのは柱や梁の軸組部分なので、仕上げ工事をする前に木が乾燥状態に戻ります。


では、木造枠組壁工法:(ツーバイフォー工法)はどうでしょうか。
下のパネルから順番に作っていきますので、屋根の骨組みを作るまで数日の日数がかかり、屋根の仕上げまでは床のパネル施工から10日以上時間がかかります。
その間に雨が降るとどうでしょうか。
床に敷いたパネル(合板)や壁のパネルがそのまま雨に当たります。
構造用合板が長時間濡れた状態にあると、カビの原因になったり、接着剤の種類によっては強度にも影響します。
ですので、もし雨が降っても合板が濡れないように、完全に養生することが必須になるのですが、いつ降るかわからない雨のために、完璧な養生を屋根が仕上がるまで毎日することは、おそらく効率から考えても行わないのではと。
そして、雨が降ると・・・
2_20220527171529b9c.jpg


この写真は、ゲリラ豪雨の後に、たまたま近くにあったツーバイフォーの現場にて撮った写真です。見事なほど合板が濡れていました。
この合板が完全に乾くまで相当の日数がかかり、カビも出ることだと思います。
ここまで濡れると強度も心配です。

日本は雨の国です。
世界平均の2倍雨が降ります。
その日本で生まれたのが木造軸組工法です。
ですので、一見、非効率的と思える『屋根先行』の工事をすることが、先人が編み出した最も合理的な工法であるといえるのです。

ちなみに、木造軸組みであっても、雨の配慮が当然必要です。
こちらの写真、会社の近所で建築中のローコストビルダーの現場です。
この状態で数日経過し、土砂降りの雨の日もありました。
写真に写っている黄色のロールは・・・断熱材です。
断熱材は、水に濡れてしまうと、縮んで効果が少なくなったり、カビたりするので、水濡れ厳禁の扱いが必要です。
木造でもきちんとした施工管理が不可欠ですね。
0F384065-3329-4B24-A987-29A16CF86ED3.jpg



プロフィール

こもだの営業

Author:こもだの営業
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR