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値上げの春。住宅の価格はどうなる?

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
新年度になり、小麦や冷凍食品、紙おむつ、光熱費、首都高速、うまい棒まで、値上げされました。
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■値上げの背景は、主に次の通りです。
1.需要と供給のバランスが崩れて品薄に
コロナの影響で操業停止や生産遅延がおこり、部品や製品の供給が遅れたり縮小したところに、コロナを克服した国や地域では消費活動が活発になり、結果として需要と供給のバランスが崩れて、製品の供給不足が起きています。
需要に対して供給が不足すると、必然的に金額が上昇します。
昨年3月に端を発したウッドショックはこの典型的な例です。

2.物流コスト、燃料費の高騰
世界的なコンテナ不足とあわせて、石油価格も上昇し、あらゆる面で製造費の上昇や、物流費の上昇の影響が出ています。
為替も円安傾向が進み、輸入原材料費が上昇しており、また、ウクライナの情勢も少なからず影響が出てきそうです。

■それでは、住宅の金額はどのようになっているのでしょうか。
2020年春の時点と、現在の住宅の価格(こもだ建総の場合)を比較してみます。
結論から言うと、既に住宅1棟当たり約7%金額がアップしています。
そしてさらに、夏頃までに各種資材メーカーが更に価格改定(値上げ)が確定しており、その分を入れると8~9%のアップになります。
仮に、2020年に2500万円で建てられた住宅が、同じものを建てるのに2022年4月以降では2700万円必要になります。

■具体的に、どれくらい資材が上昇しているか、確認します。
・木材費
ウッドショックの影響で約20%値上がり済です。
柱や梁などの構造材は高止まりして、今後金額は下がらないと思われます。
合板類は今後も値上げが確定しており、ロシア輸入材(意外とたくさん使用されます)も上昇が確定的です。

・鉄筋、金属類
こちらも、約20%上昇済です。
基礎の鉄筋をはじめ、板金類や屋根材や下地材などに使われます。

・コンクリート 
こちらも約10%上昇しています。
基礎工事や外構工事で、使う量が多いだけに、相対的に金額が上昇します。

・サッシ
2020年に比べて約5%値上げ済です。

・設備機器(キッチンなどの水回り)
今後約3%の値上げが確定しています。

・材木以外の建材
石膏ボードや防水シート、断熱材、屋根材、左官材料なども約10%値上がりをしています。

■それでは、これから家づくりを検討するする方は、どうすればよいでしょうか。
・早めに計画を進めましょう
待っても金額は下がらない、むしろ上昇します。
ですので、現在計画中の方は、早めに計画を進めることをお勧めします。

・間取りの工夫をする、面積を調整する
廊下の面積を極力減らしたり、部材を効率的に使える総二階の間取りにしたり、構造をシンプルにしたりなど、間取りを工夫することにより、住宅の単価を下げられます。

・融資の額を検討する、国の補助金や制度を利用する
変動金利が1.0%を切る、空前の低金利が続いていますので、金利を含めた総支払額で考えれば、10年前に比べて安く住宅が購入できます。
また、住宅ローン減税や地域型グリーン化住宅事業、こどもみらい住宅支援事業など国の補助を上手に使うことをお勧めします。

・設備や素材のグレードを見直す
キッチンなどの設備は、入れたけど使わない装備が出ないように、よく検討して選びましょう。
作り付けの家具も素敵ですが、用途によっては入居後に購入した家具の方が使いやすいこともあり得ます。
床材などの素材も、用途や部屋ごとに厳選して、コストを下げることもできます。


私どもの企業努力をすることは当然ですが、原価の上昇に対しては、残念ながら為すすべがございません。
それでも、お客様と私どもがお互いに知恵を絞り、協力しながら家づくりを進めることで、今まで以上にご家族の思いを深く考え抜いた家が出来上がることと思います。




 





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辿り着いた今がある

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
こもだ建総の家は、家の中の壁は全て漆喰仕上です。
また、床材は無垢材を標準としています。
この取り組みは、30年以上前より、一貫して行ってきました。
「流行っているから」や「売れそうだから」の考えを超えて、ポリシーとしてずっと行っています。

施工側にとって、とても便利な新建材。
無垢材と違い、材料の良し悪しや、職人の腕に左右されずに、短期間で施工ができる、建築屋にとっては魔法の建材です。
家を建てるお客様にも、わかりやすさや綺麗さが受けて、無垢材の家づくりから新建材の家づくりへと時代が大きく変わりました。
新建材が全盛の30年前に、こもだ建総は新建材に頼らない、無垢材と漆喰の家を造る道を選び、今に続いています。

「辿り着く」
辞書には、【尋ね求めながら、やっと目的地に行き着く。また、苦労のすえに、やっと行き着く。】と書かれています。
こもだ建総で、30年もの間、無垢材と漆喰の家づくりをしてきました。
なぜ、こもだ建総は無垢材と漆喰の家なのか。
大工職人であった創業者から受け継がれた、注文住宅を専門につくる工務店として、お客様にとって、どのような家がいのかを求めた結果、辿り着いたのが無垢材と漆喰の家なのです。

「快適で心豊かな暮らし」
それを実現するには、新建材でつくる家ではなく、自然素材の漆喰の空間に、職人がお客様のために丹精込めて作る木の家がふさわしいと、長年かけて辿り着いた答えなのです。
仮に、流行りだから、売れそうだからで自然素材の家を造るのであれば、「辿り着く」ではなく「到着する」にすぎません。
無垢材や漆喰を扱うには、相当の覚悟が必要なのです。
きちんと施工ができる職人を、きちんと確保すること、そうでないと、自然素材の家はつくれません。
こもだ建総の場合、大工を育てるところから取り組んでおり、これも辿り着いた答えであります。

辿り着いたこの答えを、愚直に行うことにより、「極める」ことに繋がります。
無垢材と漆喰の家を極めた家づくりを行うのが、こもだ建総です。
数ある住宅会社を検討されるなかで、意外と「極めている」建築会社は少ないと感じると思います。
「極める」は、辿り着いた答えを愚直に行うことで得られます。
ですので、流行りや売れそうだからで家づくりを行う建築会社には、極めたものが無いということです。
これからも、こもだ建総は、無垢材と漆喰を極めた家づくりを続けていきます。

花粉症の人におすすめの「杉」

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
お花見の季節になり、花粉症の症状がある人も、段々落ち着くころでしょうか。

花粉症と言えば「杉」が代表選手のようなものですが、日本の木造建築においても、桧と並ぶ代表選手です。
杉は強度もあり、芯に近い部分は腐りにくく白蟻にも強いこともあり、柱や梁といった構造材にも使われます。
適度な硬さと粘りがあり、構造材以外の細かな下地材にも重宝される木材です。
また、鉋で削ると、美しい木目が現れますので、天井材や枠材など、見た目を重視する仕上げ材にも使われます。
また、美しさと踏み心地、肌触りの良さで、床材としても人気があります。
それでいて、戦後の拡大造林期に大量に植林されたこともあり、豊富な蓄積量で価格も比較的安価に手に入れることができます。
日本の建築において、無くてはならないのが「杉」なのです。

しかし、花粉症が・・・。

「杉」の字を見たり「スギ」と聞いただけで、くしゃみが出てしまう人もいるとか。
そんな人にこそ、是非「杉」の床材や仕上げ材や構造材など、たくさん使っていただきたく、お薦めします。
「杉」に対しての拒絶反応があるかもしれませんが、材木からはもちろん花粉は出てきませんし、杉の良い香りを嗅いでも、問題ありません。
それどころか、「杉」を使うことで、日本の森にある杉の木を伐るところから始まりますので、花粉症の原因を元から断つことを、自ら行うことができます。

木は、若い木は花粉を多く出さず、樹齢が増すほど、木の本能でたくさんの花粉を出します。
また、最近では、花粉が少ない樹種も推奨されています。
ですので、杉を使えば使う分だけ、花粉症も楽になるわけです。

林野庁
https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/kafun/hinsyu.html

花粉症の皆さん!(そうでない人も!)、杉のお家をつくりましょう!
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