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家づくり教室アネックス これから間取りを考える方のための設計相談会

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
6月22日に『これから間取りを考える方のための設計相談』をテーマに、家づくり教室が開催されました。
こもだ建総でお付き合いのある山下建築研究所の山下設計士をゲスト講師に迎え、お客様と設計士が協力し合いながら間取りを作っていくことの重要性を時間をかけて解説させていただきました。

最初に間取りづくりに欠かせない、最低限知っていたほうが良い法律や規則を解説し、その後山下設計士による実例を元にした設計の話に進みました。
山下設計士の、お客様に寄り添う(設計士の趣味や嗜好を押し付けない)、いつも一緒にさせていただいているお客様とのプラン打ち合わせの時と同様に、やさしくソフトに、それでいながら核心をついていくプラン解説をしていただきました。
それぞれの家で、お客様の『どういう暮らしをしたいか』を感じ取り、それを敷地の条件を生かしながら、お客様と一緒に設計を練り上げていく山下設計士のスタイルを、実際の図面や写真をスライドで映しながら解説していただき、参加された方は参考になったと思います。

後半は、『いい間取りを作るには、いかに上手に自分たち家族の考えを設計士に伝えるかが重要!』ということにスポットを当て、『要望ノート』の作り方を勉強しました。設計士と家を建てるご家族が1週間同居できれば、間違いなく良い間取りが完成することでしょうが、そんなわけにいきませんので、お客様にて上手に『どのような暮らしがしたいか』をまとめなくてはなりません。そのヒントを今回の教室では学べたことと思います。
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雨の国 日本の家づくり

こもだ建総の岡部です。
梅雨入りをし、雨の日が多くなっています。
日本は主に温暖湿潤気候帯に属しており、四季があり年間の降水量も多めの気候帯になっています。
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日本の年間降水量は、世界の平均の2倍以上あります。日本は年間約1690ミリに対し、世界平均は810ミリです。アメリカと比較しても倍以上の降水量があります。年間の降水日数(雨や雪が降った日)は東京は約100日に対して、サンフランシスコは60~70日というデーターもあります。量・日数ともに、雨の多い国であることがわかります。
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日本の建築といえば「木造」ですが、伝統的に建てられているのが、柱と梁を組んで建てる「木造軸組工法」と呼ばれるもので、こもだ建総の家もこの工法です。
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一方、アメリカが発祥の「木造」もあり、「木造枠組壁工法:(ツーバイフォー工法)」と呼ばれれるものがあります。
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木造軸組工法は、以下の順番に家が出来上がります。
①基礎を作る
②土台を敷いて、柱を立てて、梁を架け、屋根の骨組みを作る
③屋根の仕上げをする

一方、木造枠組壁工法:(ツーバイフォー工法)は、以下の順番です。
①基礎を作る
②1階床・1階壁・1階天井(2階床パネル)・2階壁・2階天井の順にパネルを組み立てていく
③屋根の骨組みを組み、屋根を作る
イメージとすれば、積み木で家を作る感じで、下から順に上に積み上げて家を作っていきます。

この工法の違い、実は大きな特徴があります。

木造軸組工法は、柱や梁といった骨組みを組んだ後に、いきなり屋根の工事に差し掛かります。
物事の順番として、下から順に仕上げていけば楽にできそうなものの、いきなり上から作ります。
では、何故こんな非効率的なことをするのでしょうか?

木造軸組工法の場合、屋根ができる前に雨が降ったとしても、濡れるのは柱や梁といった骨組み部分のみになります。
柱や梁は表面が濡れても問題がなく、仮に長雨で木が湿気を吸い込んだとしても、乾燥材を使っていれば時間の経過とともに、元の水分量に木が呼吸をして戻してくれます。ですので、骨組みが濡れること自体全く問題がないのです。

屋根工事が完成する前に雨が降ったとしても、濡れるのは柱や梁の軸組部分なので、仕上げ工事をする前に木が乾燥状態に戻ります。

では、木造枠組壁工法:(ツーバイフォー工法)はどうでしょうか。
下のパネルから順番に作っていきますので、屋根の骨組みを作るまで数日の日数がかかり、屋根の仕上げまでは床のパネル施工から10日以上時間がかかります。
その間に雨が降るとどうでしょうか。
床に敷いたパネル(合板)や壁のパネルがそのまま雨に当たります。構造用合板が長時間濡れた状態にあると、カビの原因になったり、接着剤の種類によっては強度にも影響します。ですので、もし雨が降っても合板が濡れないように、完全に養生することが必須になるのですが、いつ降るかわからない雨のために、完璧な養生を屋根が仕上がるまで毎日することは、おそらく効率から考えても行わないのではと。そして、雨が降ると・・・
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この写真は、ゲリラ豪雨の後に、たまたま近くにあったツーバイフォーの現場にて撮った写真です。見事なほど合板が濡れていました。この合板が完全に乾くまで相当の日数がかかり、カビも出ることだと思います。ここまで濡れると強度も心配です。

日本は雨の国です。
世界平均の2倍雨が降ります。

その日本で生まれたのが木造軸組工法です。
ですので、一見、非効率的と思える『屋根先行』の工事をすることが、先人が編み出した最も合理的な工法であるといえるのです。

アメリカは日本の降水量の半分以下で、雨の日数も少なく、季節によっては1ケ月平均の雨日数が0.5日の期間があります。ですので雨を心配しないで木造住宅を建てることができるので、効率的に下から順々に作ることが最も合理的になります。

梅雨の工事現場を見て、日本の伝統のすばらしさを再認識してみたいと思います。
建物以外にも、食文化や住文化にも、梅雨や雨を上手にしのぐ工夫がたくさんあります。








快晴の国

こんにちは。

のむらです。



関東が梅雨入りしました。

あじさいがもこもことかわいい季節です。(^^)

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農作物のことを考えると恵みの雨ではありますが、
通勤通学などちょっとテンションが下がりがちな雨。


建築の現場では雨だとできない作業があったり、
濡れたり、汚れてしまったりすることもあるので、
雨は厄介者扱いです。。。

ですが、埼玉は実は年間快晴日数の都道府県ランキングで1位!

1位の埼玉が64日、2位の静岡が51日なので、
10日以上も埼玉の方が快晴が多く、
まさに圧倒的な1位といえます。

そう考えると、
建築の工事が一番雨に邪魔されない県が埼玉!!
恵まれてます!

一方、最高気温が観測史上一番高いのも埼玉(熊谷)なので
なかなか難しいところもありますが、、、(^^;)


梅雨の季節、足元が悪い中ですが、
アクティブに活動したいと思います!(・∀・)


のむら

20年前は最近? むかし?

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
先日会社の収納棚の整頓をしました。
新しい資料の保管場所を確保すべく、使われていない棚を片付けたところ・・・

すごい!懐かしいものが出てきました。
このシリーズ、私が2台目に購入したものです。

携帯電話の説明書が出てきました。
それも20年前のです。
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自分が携帯電話を初めて持ったのは、社会人2年目の時です。
今から・・・25年位前です。
最初に買った携帯は、ドコモでした。当時は群馬県に住んでいて、ドコモ以外は電波圏外が多かったものです。
さすがに、肩にかけて『しもしも』の時代ではなかったのですが、今で言う家庭電話機の子機ぐらいのサイズはありました。
ちなみに、テレビのリモコンと間違えて会社に持っていたことが数回あります・・・。
当時の電話は、ネットはつながらず、メールもできず、カタカナ入力で電話番号を登録し、ディスプレーはカタカナと数字の2行だけのものでした。それでも5万円以上した記憶があります。もちろん、使うときにアンテナを伸ばしていました。

そして、2代目に買ったのがこの説明書の携帯です。
なんと!漢字入力可能であったり、着信メロディーを自作できたり、なんと言ってもショートメールができたのが画期的でした。
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この携帯は20年前の商品です。20年の歳月で、今やスマートフォンが手放せない時代になっています。20年はあっという間のようですが、その間の技術の進化はすごいものだと感じます。20年先の2039年には、どのような生活になっているのでしょうね!

土地を購入して家を建てる

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
土地を購入して家づくりをお考えの方は多いかと思います。
私も15年前に、土地探し→家づくり を経験しました。

初めての経験で、なにから、どうすればよいのか???
そうお考えの方も多い方思います。

簡単に土地購入の流れを説明します。

簡単に言うと、土地購入は『椅子取りゲーム』と一緒です。
土地は一つしかありませんので、タイミングが重要です。

①ネットや店舗で情報を集める
 ご希望の土地のエリアや相場感など、調べていくうちに、絶対外せない条件と、できれば叶えたい条件がはっきりしてきます。
 例えば『駅まで15分以内』とか、『学校まで10分以内』とか、『近くに公園がある』、『周りに自然がある』みたいにです。

②現地に土地を見に行く
 目ぼしい土地が出てきましたら、必ず現地を見ましょう。先にも触れましたが『椅子取りゲーム』です。
 自分がいいなと思う土地は、他人から見てもいいなと思う土地のことがほとんどですので、
 躊躇せず不動産屋さんに言って現地を見せてもらいましょう。

③買付予約をする
 その土地が気に入ったら、『買付予約』の書面や口頭でで伝えます。
 契約日や引き渡し日、入金方法など概略を決めます。
 買付予約により、不動産屋さんでは『商談中』とか『予約物件』などとして扱われます。
 ただし、この時点でも椅子取りゲームです。買付予約をしても、先客が手付(契約)をした場合は、その先客が優先になります。

④土地契約
 重要事項説明と契約書へ署名捺印をします。
 手付金(契約金)として土地相場の10%位(応相談)を支払います。

⑤土地残金決済・お引き渡し
 契約後期間を決めて(多いのは契約後2ケ月)に手付以外の土地代金や仲介手数料、登記費用などの支払いをします。
 現金で払う方は少数派なので、ほとんどの方はローンを使います。
 土地売主・土地買主・不動産業者・司法書士が銀行で同席して、お金の移動と登記の手続きを同時に行います。
 そうして晴れて『地主』になれます。

ざっとした流れは上記の通りです。
しかし、注意すべきことがたくさんありますが、特に大切なのは下記のことです。

土地の目星をつけてから、残金の精算まで2ケ月(長くても3ケ月)です。
その間に、住宅ローンの承認を取り付けなくてはなりません。

土地のローンは、通常『住宅ローン』を使いますが、このローンは建物と土地のセットのローンになっています。
土地と建物のローンがセットなので、土地の購入の時点で、建物の大きさや金額を把握しておく必要があります。

つまり、
土地探しをすることと並行して、建築会社の選定や、概算見積の提示を受けるなどの相談を進めておかなくてはいけません。
③買付予約をする前に、建築会社選定とおおよその金額をする必要があり、③買付証明と④土地契約までの間に住宅ローンの仮審査を通しておく必要もあります。
そのためには、
②現地を見に行き、気に入った段階で、候補にしている住宅会社にラフでいいのでプランと、概算でもいいので見積もりを同時にお願いしておくのがベターです。この時点で候補にする住宅会社が絞れていないと、土地購入の時にローンの手続きが間に合わなくなり、予算オーバーなどの原因にもつながり危険です。
お勧めするのは、土地を探すのと並行して業者選定を行い、土地の候補が出てきたときに相談する会社を絞っておくこと(多くても3社まで)が重要です。

こもだ建総の場合、お客様にて土地の候補がでてきましたら、その土地を建築屋目線で見に行き、調査をしたうえで、ご家族の要望に合わせたラフプランと概算見積を作成します。
・その土地に要望が叶う建物が作ることが可能か
・土地代金や付帯工事を含めて、予算にあっているか
・銀行に提出する仮審査用の図面と概算予算書を作成
主に、上記の3つを目的にして、超特急でご提示をしています。 
この段階では費用は掛かりませんので、安心してお声がけいただければと思います。


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