家づくり教室アネックス
こんにちは。こもだ建総の岡部です。
昨日は第172回家づくり教室でした。
今回のテーマは、毎年7月恒例の
「木の家を建てるなら山から知ろう」
で、ゲスト講師は和歌山の山長商店から
迫平さんにお越しいただきました。

普通の作物は、半年から1年で収穫できるが、
植えてから収穫まで60年かけて栽培するのが林業だと、
迫平さんが、林業をわかりやすく説明します。

上の写真のように、
年輪の間隔が均等にほぼ2ミリ間隔の
目がしっかり詰まった木が、
紀州・山長産の木材の特徴です。
このような年輪の木は、とても丈夫で、
腐りやシロアリにも強い特徴があります。
しかし、このような木は、
植えておけば自然にできるものではありません。
このような年輪になるように、
手をかけて『栽培』しているわけです。
最初に植林する時の本数で、
木が若い時期の成長のスピードが変わります。
間隔を大きく開けて植林すれば、その分地面の栄養は
一本あたりの木に多くいきわたりますが、
間隔を狭めると栄誉の奪い合い状態になります。
そうして植えられた木は、畑の作物同じように、
成長を見て間引きをします。
(除伐・間伐と言います)
木に届く栄養分と、木の成長のスピードを
職人が判断して、除伐・間伐を行うのです。
そうすることで、均一な年輪がはじめてできるのです。
木目の間隔を均一にするには、
上記の植える本数と、除伐・間伐の方法が
最も大切なこととなるのです。
木が若いうちは雑草に負けないように
暑い時期に下刈り(雑草刈り)を行ことも大切です。
スキー場の上級者コースよりも急斜面で、
梅雨と夏の炎天下で、草を刈る作業は
それはそれは、つらくて大変な作業だそうです。
でも、この作業をしないと、雑草に若木の苗が負けて
木が育たないそうです。
そんな作業を祖父や父の代で行ってきて、
そのおかげで、すばらしい品質の材木になります。
そして、現在は孫の代のために、
木を植えて育てています。
そうした思いで、柱を見ていると
ありがたさに心が震えてきます。
昨日は第172回家づくり教室でした。
今回のテーマは、毎年7月恒例の
「木の家を建てるなら山から知ろう」
で、ゲスト講師は和歌山の山長商店から
迫平さんにお越しいただきました。

普通の作物は、半年から1年で収穫できるが、
植えてから収穫まで60年かけて栽培するのが林業だと、
迫平さんが、林業をわかりやすく説明します。

上の写真のように、
年輪の間隔が均等にほぼ2ミリ間隔の
目がしっかり詰まった木が、
紀州・山長産の木材の特徴です。
このような年輪の木は、とても丈夫で、
腐りやシロアリにも強い特徴があります。
しかし、このような木は、
植えておけば自然にできるものではありません。
このような年輪になるように、
手をかけて『栽培』しているわけです。
最初に植林する時の本数で、
木が若い時期の成長のスピードが変わります。
間隔を大きく開けて植林すれば、その分地面の栄養は
一本あたりの木に多くいきわたりますが、
間隔を狭めると栄誉の奪い合い状態になります。
そうして植えられた木は、畑の作物同じように、
成長を見て間引きをします。
(除伐・間伐と言います)
木に届く栄養分と、木の成長のスピードを
職人が判断して、除伐・間伐を行うのです。
そうすることで、均一な年輪がはじめてできるのです。
木目の間隔を均一にするには、
上記の植える本数と、除伐・間伐の方法が
最も大切なこととなるのです。
木が若いうちは雑草に負けないように
暑い時期に下刈り(雑草刈り)を行ことも大切です。
スキー場の上級者コースよりも急斜面で、
梅雨と夏の炎天下で、草を刈る作業は
それはそれは、つらくて大変な作業だそうです。
でも、この作業をしないと、雑草に若木の苗が負けて
木が育たないそうです。
そんな作業を祖父や父の代で行ってきて、
そのおかげで、すばらしい品質の材木になります。
そして、現在は孫の代のために、
木を植えて育てています。
そうした思いで、柱を見ていると
ありがたさに心が震えてきます。
木のクイズ パート1
こんにちは。営業部岡部です。
今日は、『木のクイズ』をお楽しみください。
今日は5問にチャレンジ!
全問正解の方には、『ハワイ旅行』!
に行った夢を見てもらいます
答えは来週!
ですと、皆さん忘れてしまうので、
下の方に、回答を載せておきます。
では、楽しんでください!
Q1.世界一高い木は何メートル?
① 55メートル (14階建てビル)
② 75メートル (19階建てビル)
③ 115メートル(28階建てビル)
Q2.世界一太い木の根元の周囲は?
①28メートル(畳35枚分の広さ)
②40メートル(畳77枚分の広さ)
③57メートル(畳156枚分の広さ)
Q3.埼玉県の県の木は?
①イチョウ
②ケヤキ
③マツ
Q4.ヒノキの名の由来は?
①花粉を飛ばすことから「飛の木」
②太陽に向かって真っ直ぐ伸るので「日の木」
③火が付いて燃えやすいことから「火の木」
Q5.『スギ』の名の由来は?
①幹が真っ直ぐ伸る直木(スクキ)
②花粉を大量に飛ばすので「飛ばしすぎ」
③手入れをしないと枝が伸びすぎること
答え
Q1.世界一高い木は何メートル?
答え① 115メートル(28階建てビル)
米カリフォルニア州北部にあるレッドウッド国立公園のコーストレッドウッド(セコイア)で、
高さは378.1フィート=115.2メートル
Q2.世界一太い木の根元の周囲は?
答え② 57メートル(畳156枚分の広さ)
トゥーレの巨木はメキシコエル・トゥーレ村にあります。この樹種は標高330mから2500mの川沿いや湿地帯に多く生育しています。
樹齢およそ2000年、
根元幅14.85m、
根元周囲57.9m
Q3.埼玉県の県の木は?
答え① ケヤキ
ニレ科の落葉樹で春に新しい葉とともに、うすい黄緑色の小さな花をひらく。県内に古くから自生し、「清河寺の大ケヤキ(さいたま市)」をはじめ、各地に県の天然記念物に指定されたケヤキがある。昭和41年9月5日に、「県の木」に指定された。ちなみに、
県民の鳥「シラコバト」
県の花「サクラソウ」
県の蝶「ミドリシジミ」
県の魚「ムサシトミヨ」
Q4.ヒノキの名の由来は?
答え③ 火が付いて燃えやすいことから「火の木」
桧は脂を含んでいて、薄くスライスしたものはよく燃えます。
Q5.『スギ』の名の由来は?
答え① 幹が真っ直ぐ伸る直木(スクキ)
まっすぐ育ち、垂直荷重に強くて、腐りや虫に強くて、香りも良い。
柱にするには、申し分ない木です。杉は太くもなるので板やいろんな道具にも使える、奇跡の木です。(花粉の木では、かわいそうです!)
今日は、『木のクイズ』をお楽しみください。
今日は5問にチャレンジ!
全問正解の方には、『ハワイ旅行』!
に行った夢を見てもらいます
答えは来週!
ですと、皆さん忘れてしまうので、
下の方に、回答を載せておきます。
では、楽しんでください!
Q1.世界一高い木は何メートル?
① 55メートル (14階建てビル)
② 75メートル (19階建てビル)
③ 115メートル(28階建てビル)
Q2.世界一太い木の根元の周囲は?
①28メートル(畳35枚分の広さ)
②40メートル(畳77枚分の広さ)
③57メートル(畳156枚分の広さ)
Q3.埼玉県の県の木は?
①イチョウ
②ケヤキ
③マツ
Q4.ヒノキの名の由来は?
①花粉を飛ばすことから「飛の木」
②太陽に向かって真っ直ぐ伸るので「日の木」
③火が付いて燃えやすいことから「火の木」
Q5.『スギ』の名の由来は?
①幹が真っ直ぐ伸る直木(スクキ)
②花粉を大量に飛ばすので「飛ばしすぎ」
③手入れをしないと枝が伸びすぎること
答え
Q1.世界一高い木は何メートル?
答え① 115メートル(28階建てビル)
米カリフォルニア州北部にあるレッドウッド国立公園のコーストレッドウッド(セコイア)で、
高さは378.1フィート=115.2メートル
Q2.世界一太い木の根元の周囲は?
答え② 57メートル(畳156枚分の広さ)
トゥーレの巨木はメキシコエル・トゥーレ村にあります。この樹種は標高330mから2500mの川沿いや湿地帯に多く生育しています。
樹齢およそ2000年、
根元幅14.85m、
根元周囲57.9m
Q3.埼玉県の県の木は?
答え① ケヤキ
ニレ科の落葉樹で春に新しい葉とともに、うすい黄緑色の小さな花をひらく。県内に古くから自生し、「清河寺の大ケヤキ(さいたま市)」をはじめ、各地に県の天然記念物に指定されたケヤキがある。昭和41年9月5日に、「県の木」に指定された。ちなみに、
県民の鳥「シラコバト」
県の花「サクラソウ」
県の蝶「ミドリシジミ」
県の魚「ムサシトミヨ」
Q4.ヒノキの名の由来は?
答え③ 火が付いて燃えやすいことから「火の木」
桧は脂を含んでいて、薄くスライスしたものはよく燃えます。
Q5.『スギ』の名の由来は?
答え① 幹が真っ直ぐ伸る直木(スクキ)
まっすぐ育ち、垂直荷重に強くて、腐りや虫に強くて、香りも良い。
柱にするには、申し分ない木です。杉は太くもなるので板やいろんな道具にも使える、奇跡の木です。(花粉の木では、かわいそうです!)
長寿命の家をつくるには
こもだ建総の岡部です。
日本の住宅の寿命は、
国土交通省の統計によれば、約30年だそうです。
アメリカは50年とも、イギリスでは100年とも
言われている住宅の寿命ですが、
日本は極端に低くなっています。
ですので、国も「長期優良住宅」や『フラット35』など、
長寿命を前提とした基準を作り、
各住宅会社は、それにならって家を作ることによって、
長寿命な家をたくさん作る方向になってきています。
では、長寿命な家を作るには、どうすればよいでしょうか?
・骨組みを太く
・バランスの良い設計
・耐震金物
・長期優良住宅の仕様でつくる
・メンテナンス計画
・断熱性を高める
・・・・・・・
要素をあげれば、数限りないと思います。
誤解を恐れずに言うなれば、
構造的なことや設備的な、いわゆるハード面については、
「●○工法だから安心!」
「うちの会社が一番です!」
「長寿命●○工法」
みたいに宣伝すること自体、
ちょっとおかしいかなと思います。
ハード面で長寿命の家にすることは、
前提条件にすぎません。
国の基準で作れば、それだけで長寿命だなんて、
おかしいと思います。
もちろん、国の基準を守るのは当然ですが、
もっと言えば、国の基準なんか関係無しに、
「どうすれば家が長持ちするか」を
真剣に考え、実践をし、
それが法律や基準に合致しているか
チェックするのが本筋だと思います。
ギリギリ基準を守って
「長期優良住宅」だなんて、あり得ません。
ハード面は、できて当たり前。
では、本当に家を長持ちさせるにはどうすべきか。
私の考える、一番長持ちする家とは・・・
それは、ズバリ!
「愛着を持てる家」です。
人間は機械や物と違って、
感情があり、感性で生きている動物です。
ハード面をしっかり作った家でも、
愛着がなければ、家に飽きてきたり、不満が出てきたり、
新しいものが出るとそっちが良くなったりと、
結局は、『ポイッ!』
家を手放すことになるのではないでしょうか。
家を建てるときは、
新しい家でどんな生活をしたいか、
どんな未来を作っていきたいか
自分らしさをどのように表現するか
などなど・・・
しっかりと自分と家族を見つめて、議論し、
とことん案を練り上げていくことが必要です。
そして、もう一つ大切なのは素材です。
建てた時が一番素晴らしく、
その後は、劣化の一途をたどる家では、
愛着どころか、嫌になってきませんか?
無垢材や自然素材は、化学建材とと違って、
時間がたつにつれて美しくなってきたり、
丈夫になってきたりするものがたくさんあります。
そうすることで、家に愛着が湧いて
くるのではないでしょうか。
愛着があるものは、手放したくないですよね。
この業界で21年仕事をしていて、
「愛着を持てる家」とは何か、
そのことばかりを考えています。
日本の住宅の寿命は、
国土交通省の統計によれば、約30年だそうです。
アメリカは50年とも、イギリスでは100年とも
言われている住宅の寿命ですが、
日本は極端に低くなっています。
ですので、国も「長期優良住宅」や『フラット35』など、
長寿命を前提とした基準を作り、
各住宅会社は、それにならって家を作ることによって、
長寿命な家をたくさん作る方向になってきています。
では、長寿命な家を作るには、どうすればよいでしょうか?
・骨組みを太く
・バランスの良い設計
・耐震金物
・長期優良住宅の仕様でつくる
・メンテナンス計画
・断熱性を高める
・・・・・・・
要素をあげれば、数限りないと思います。
誤解を恐れずに言うなれば、
構造的なことや設備的な、いわゆるハード面については、
「●○工法だから安心!」
「うちの会社が一番です!」
「長寿命●○工法」
みたいに宣伝すること自体、
ちょっとおかしいかなと思います。
ハード面で長寿命の家にすることは、
前提条件にすぎません。
国の基準で作れば、それだけで長寿命だなんて、
おかしいと思います。
もちろん、国の基準を守るのは当然ですが、
もっと言えば、国の基準なんか関係無しに、
「どうすれば家が長持ちするか」を
真剣に考え、実践をし、
それが法律や基準に合致しているか
チェックするのが本筋だと思います。
ギリギリ基準を守って
「長期優良住宅」だなんて、あり得ません。
ハード面は、できて当たり前。
では、本当に家を長持ちさせるにはどうすべきか。
私の考える、一番長持ちする家とは・・・
それは、ズバリ!
「愛着を持てる家」です。
人間は機械や物と違って、
感情があり、感性で生きている動物です。
ハード面をしっかり作った家でも、
愛着がなければ、家に飽きてきたり、不満が出てきたり、
新しいものが出るとそっちが良くなったりと、
結局は、『ポイッ!』
家を手放すことになるのではないでしょうか。
家を建てるときは、
新しい家でどんな生活をしたいか、
どんな未来を作っていきたいか
自分らしさをどのように表現するか
などなど・・・
しっかりと自分と家族を見つめて、議論し、
とことん案を練り上げていくことが必要です。
そして、もう一つ大切なのは素材です。
建てた時が一番素晴らしく、
その後は、劣化の一途をたどる家では、
愛着どころか、嫌になってきませんか?
無垢材や自然素材は、化学建材とと違って、
時間がたつにつれて美しくなってきたり、
丈夫になってきたりするものがたくさんあります。
そうすることで、家に愛着が湧いて
くるのではないでしょうか。
愛着があるものは、手放したくないですよね。
この業界で21年仕事をしていて、
「愛着を持てる家」とは何か、
そのことばかりを考えています。