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家づくり教室アネックス

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
昨日は第150回家づくり教室
『お家訪問バス見学会』でした。

午前中に構造現場の見学、午後は完成宅と入居宅の見学です。

まず向かった構造現場。
見えないところがとても大切です。
耐震性や耐久性、断熱性、素材の安全、施工力・・・
どの要素が欠けてもいい家は作れません。
そのことを一番理解できるのが骨組みの見学です。
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谷口技術開発室長の解説の後、この現場担当の土屋棟梁の
話を参加者が熱心に聞いていました。

土屋棟梁は、創業者菰田勇司の自宅に住み込みの
見習い大工からスタートしたベテラン棟梁です。

現場は天井の下地の施工をしている段階です。
はしご状に綺麗に組まれた木材が天井に見えます。
実はこの天井の下地は、部屋の隅と部屋の中心で3センチくらい
高さをちがえて施工をしています。
土屋棟梁は、この『むくり』について説明しています。

『天井を真っ直ぐ仕上げると、人間の目の錯覚で、
部屋の真ん中の天井が下がって見えてしまうんですね。
だから、見た目で分からない程度、6帖間で言うと3・4㎝
部屋の中心に向かって天井を高くするように施工するんですよ』
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『こもだの家はこもだで修業した大工さんが造っています』
これは、創業以来こもだ建総の中心にある考えです。
こんな技も、若い大工に脈々と伝えられていきます。

昼食後向かったのは、完成2週間前のお宅です。
私がこの仕事のスタートをしたハウスメーカーの家では
引渡2週間前で、しかも暑い日であれば、現場に入るのが
いやで仕方ありませんでした。
なぜなら、ツンとした嫌な臭いが気になったからです。

こもだ建総の家づくりは、無垢材と漆喰で仕上げます。
見えなくなる場所も、極力、接着剤の少ないものや
安心な素材を使うようにしています。
ですので、見学されたお客様、ほぼ全員が
『木のいい匂いがする!』 と、仰っていました。
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最後に向かったのは、入居約4年を迎えたお住いの見学です。
お施主様自ら、家の住まい心地や、光熱費の件、工夫した点など
説明をしていただきました。
桧の床の心地よさと漆喰の壁に癒されながら、
ダイナミックな吹抜けや、趣味の防音音楽室など
参加のお客様はとても喜んで見学されていました。
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ちなみに、
移動中のバスでは、
『寅さん』
ではなく、
『こもだの作品集』
を上映しました。
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ひなげしの花

♪丘の上ひなげしの花で
占うあの人の心
今日もひとり♪

こんにちは、こもだ建総の岡部です。
この歌詞を見て、軽く『ものまね』しながら
歌えたあなたは、間違いなく昭和生まれですね!
(アグネスチャン『ひなげしの花』1972年)

さて、2000年頃から急に道端で咲くようになった花、
オレンジ色のポピーみたいなやつですが、
この花のことを『ナガミヒナゲシ』と言うそうです。
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毎朝、会社の近隣を社員で清掃しているのですが、
今週自分は、会社の駐車場の雑草取りをしています。
そこで、多いのがこの『ナガミヒナゲシ』です。
少しネットで調べてみました。

見た目は可憐で綺麗な花ですが、
その生命力は並大抵の雑草ではないとの事です。
他の作物や生態系まで影響を与える生命力だそうです。

国立研究開発法人農業環境技術研究所のホームページによれば、
『ナガミヒナゲシは、一つの実に平均1600粒の種子を持ち、
一個体から最大で約15万粒の種子が生産されます』
と記されています。

花は綺麗ですが気づいたらすぐ抜いてしまう方が良さそうですね。

『本物の無垢材』と『にわか無垢材』

こんにちは。こもだ建総の岡部です。

『無垢材の家』
最近は自然志向の方も多くなり、
多くの建築会社が手掛けるようになりました。

それはそれで、よいことですが、
困ったことに、
『にわか無垢材の家』
も増えてる気がします。

無垢材で家を建てることは、簡単なことではありません。
昔から、当たり前のように建てていれば、簡単なことですが・・・。

簡単な例で、料理に例えると、
味噌汁を作るとします。

①カップの味噌汁にお湯を入れて完成
  簡単で手間も技術も掛かりません。
  味は、外れは無いが、特別おいしいとは・・・
 →これを『ハウスメーカー』の家づくりと置き換えましょう。

②だしは『ほんだし』などの顆粒を使う。
 又は、『だし入り味噌』を使う。
 具材は自分で切ってゆでる。
 →これを『にわか無垢材の会社』の家づくりと置き換えましょう。

③だしは鰹節や鰯や昆布から取る。
 具材は自分で切ってゆでる。
 →これを『本物の無垢材の会社』のいえづくりと置き換えましょう。

②と③を比べると、③は材料費も、手間もかかります。
その分、味も良いですし、安心して食べられます。
慣れて人は、一番だし・二番だし、その後余っただしは、
きんぴらにしたり、ふりかけにしたり、無駄にしません。

普段から③のだしを取る料理を習慣にしている人は、
さほど苦労もなく、当たり前にだしを取ることができますが、
②を当たり前にしている人にとっては、失敗するかもしれませんし、
材料を入れ過ぎたり、選び間違えて、高くつくかもしれません。

家づくりも同じです。

普段から無垢材を扱っている会社であれば、
適材適所、材木の目利きをして加工して、
綺麗に仕上げることができますし、材料の無駄遣いもありません。

にわか無垢材の会社では、まず材木の調達から、
加工できる職人の確保、それを綺麗に施工できる職人であるか、
スタート時点で問われます。

ですので、失敗の無い、加工された素材を使うのです。
味噌汁でたとえると『ほんだし』を使うのです。

更に言うと、
『ハウスメーカー』や『にわか無垢材会社』の場合には、
料理のメニューやレシピに
『だしから取る味噌汁』
自体がありません。

ですので、お客様もそのことを知らないので、設計の提案もなく
お客様は当然、オーダーすることも出来ません。

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こもだの家でくりは、
敷居や鴨居、窓の台や枠材、廻り縁や巾木、階段・・・
すべて、大工さんが材木の目利きをして、加工から始まり
現場で丁寧に仕上げることを、当たり前にやっています。

設計士も、この大工の腕を信じて、
お客様により良い提案をしていきます。

最初はこんなザラザラの材木から加工します。
材の色や、節の方向が記された材木です。
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その材木が、家になった時にどのように見えるか、
どうすれば狂わないで長持ちするかを、一生懸命考えて
加工していき、最後は手鉋で仕上げていきます。
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『本物の無垢材で造る』
ということは、
『本物の大工が造る』
と言う事が言えます。

これから『本物の無垢材の家』を検討の方は、
このことを念頭に検討していくと良いと思います。





今日は母の日

こんにちは。こもだ建総の岡部です。

世界中にたくさんの人がいます。

人種や性別、富んでる人や貧しい人、
戦争している人、震災に合われた人
来週結婚する人、がんと闘っている人・・・

色んな人がいますが、
ただ一つ共通していることがあります。

それは、
『母親が命がけで生んでくれた』
ことです。


お笑いタレントの『命』で有名なゴルゴ松本さんが、
少年院で『命の授業』をした時に、言っていた言葉です。

『命』
生まれてから死ぬまで、
『人』が『一』生『叩』き続けるもの
心臓の鼓動、生きている、それが『命』であると、
ゴルゴ松本さんが言っていました。
その『命』を命がけで生んでくれたのが母親です。

今日は母親に感謝の気持ちを形に表す日です。
普段は照れくさくてできない人も、
今日だけは素直に『ありがとう』と言ってみましょう。

孝行したい時に親は無し
今日はお仏壇に『ありがとう』と言おうと思います。

ビスケット半分

東日本大震災から4年経過しました。
4月に会社の研修旅行に宮城へ行き、
女川で被災された方の生の話を聞いてきました。

女川町役場のEさんに話を聞きました。

地震発生後『津波が来る』と直感し、
急いで高台に避難している途中、
動けなくなっているおばあさんを抱きかかえて、
必死に坂をかけのぼったそうです。

それでも、津波が追い付いてきて、
海水は膝を超えて、腰を超えてきて、
何回かつまずいては潜って、起き上がって、
それでもおばあさんは離さずに、
たまたま止めてあった軽トラックの荷台・屋根に
おばあさんを担ぎ上げ避難。

それでも段々と水かさが増して、『もうだめだ!』と思った瞬間、
少し先の建物の2階に若い男性2人がいて、
そこまで必死の思いでたどり着き、
抱え上げられて、おばあさんも無事に助かりました。

町民体育館に3000名以上の避難者でごった返しの状態。
1日目は何も食べられず。

陸の孤島になった女川には支援物資が届かない中、
近所の人がビスケットを寄付。
避難者全員で、ビスケットを半分ずつ食べたそうです。
2日目はこれで終了。

3日目は、秋刀魚加工工場の社長が缶詰を提供し、
全員で半キレずつ。
水は浄水場から直接汲み取って確保している状態。

4日目になって、支援物資のおにぎりと、秋刀魚缶詰、
そして非常電源で瓦礫の中、
奇跡的に1ラインだけ工場稼働した『高政』の笹かまぼこを食べて、
生きている実感がしたそうです。

髪の毛は沢で洗い、風呂は10日後、
着のみ着のままの服も5日目に着替えたそうです。

Eさんは、お父様とおじ様を震災で亡くされています。
お父様は数ケ月後に発見されて、
おじ様はまだ見つからないそうです。
     

『ビスケット半分ずつ。』
 その思いに胸が締め付けられて、涙が止まりません。
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