家づくり教室アネックス
こんにちは。こもだ建総の岡部智之です。
昨日は第138回家づくり教室が行われました。
テーマは「地震に強い木造住宅のつくり方」です。

まずは、社長の話しからスタート。
知って得をする、知らないと損をする長期優良住宅の話し
をさせていただきました。
日本の家は何年持つのか?
国の方針は?
長期優良住宅の条件は?
地域型住宅ブランド化事業の活用で100万円!
長期優良リフォーム制度は使えるか?
結局、どのような家づくりがいいのか?
などなど、解説をいたしました。
続いて、谷口室長の地震に強い木造住宅の話。
地震の基礎知識や埼玉で予想される大地震の話から始まり、
構造の計画や木材強度に至るまで、解説しました。
建物は、建築基準法に基づいて建てられます。
当然、耐震性能についての規定もありますが、
戸建て住宅においては、1981年の基準を引き継いでいる、
いわば最低限の性能を規定しているにすぎません。
イメージとして、震度6には耐えられても、
震度7では倒壊の危険があるのがこの基準です。

そこで、この基準のワンランク上の耐震基準で設計することが
大切になってきます。
建築基準法の他に、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」
が15年前に制定されました。
耐震性や断熱性など家の性能を10個に分類し、
それぞれの性能レベルをランク付けした法律です。
例えば耐震性能であれば、
レベル1・・・建築基準法の耐震性
レベル2・・・建築基準法の1.25倍の耐震性
レベル3・・・建築基準法の1.5倍の耐震性
と規定されております。
レベルごとに設計の基準が違ってきます。

上の図のように、耐震性能の2以上を取る場合は、
建築基準法ではチェックしない性能をチェックする必要があります。
ちなみに、長期優良住宅は、耐震性能2以上が条件です。

家づくりはバランスが大切です。
もし、耐震性能3の最高ランクを取りたいのであれば、
窓の少ない(壁ばかりの)家を設計すればよいのですが、
快適性が損なわれてきますよね。
お勧めとしては、耐震性能2(長期優良住宅の基準)を、
余力を持ってパスできる性能がよいと思います。
(ローコストメーカーみたいに、ギリギリでパスできる
レベルでは、本当の耐震性は疑問なので)
地震に強い家づくりをするには、
耐震性能に対する考え方と、設計が前提です。
その上で、より丈夫な骨組みにすることを、
素材や施工レベルで考えていくことが大切です。
金物でがっちり補強された今の基準では
大きな地震力が建物かかった場合に、
柱や筋交いといった構造材に相当な力がかかります。
(昔の規定では、金物の規定が甘かったので、
柱が壊れる前に金物が抜けて倒壊していた)
ですので、きちんとした素材で作ることが大切です。

例えば、筋交いは強度のある桧を使う、
構造材は検品された確かな素材を使うこと、
そして確かな職人がきちんとした施工体制の下で
工事することが大切です。
結局のところ、作り手の考え方、
ポリシーが重要になってきます。
昨日は第138回家づくり教室が行われました。
テーマは「地震に強い木造住宅のつくり方」です。

まずは、社長の話しからスタート。
知って得をする、知らないと損をする長期優良住宅の話し
をさせていただきました。
日本の家は何年持つのか?
国の方針は?
長期優良住宅の条件は?
地域型住宅ブランド化事業の活用で100万円!
長期優良リフォーム制度は使えるか?
結局、どのような家づくりがいいのか?
などなど、解説をいたしました。
続いて、谷口室長の地震に強い木造住宅の話。
地震の基礎知識や埼玉で予想される大地震の話から始まり、
構造の計画や木材強度に至るまで、解説しました。
建物は、建築基準法に基づいて建てられます。
当然、耐震性能についての規定もありますが、
戸建て住宅においては、1981年の基準を引き継いでいる、
いわば最低限の性能を規定しているにすぎません。
イメージとして、震度6には耐えられても、
震度7では倒壊の危険があるのがこの基準です。

そこで、この基準のワンランク上の耐震基準で設計することが
大切になってきます。
建築基準法の他に、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」
が15年前に制定されました。
耐震性や断熱性など家の性能を10個に分類し、
それぞれの性能レベルをランク付けした法律です。
例えば耐震性能であれば、
レベル1・・・建築基準法の耐震性
レベル2・・・建築基準法の1.25倍の耐震性
レベル3・・・建築基準法の1.5倍の耐震性
と規定されております。
レベルごとに設計の基準が違ってきます。

上の図のように、耐震性能の2以上を取る場合は、
建築基準法ではチェックしない性能をチェックする必要があります。
ちなみに、長期優良住宅は、耐震性能2以上が条件です。

家づくりはバランスが大切です。
もし、耐震性能3の最高ランクを取りたいのであれば、
窓の少ない(壁ばかりの)家を設計すればよいのですが、
快適性が損なわれてきますよね。
お勧めとしては、耐震性能2(長期優良住宅の基準)を、
余力を持ってパスできる性能がよいと思います。
(ローコストメーカーみたいに、ギリギリでパスできる
レベルでは、本当の耐震性は疑問なので)
地震に強い家づくりをするには、
耐震性能に対する考え方と、設計が前提です。
その上で、より丈夫な骨組みにすることを、
素材や施工レベルで考えていくことが大切です。
金物でがっちり補強された今の基準では
大きな地震力が建物かかった場合に、
柱や筋交いといった構造材に相当な力がかかります。
(昔の規定では、金物の規定が甘かったので、
柱が壊れる前に金物が抜けて倒壊していた)
ですので、きちんとした素材で作ることが大切です。

例えば、筋交いは強度のある桧を使う、
構造材は検品された確かな素材を使うこと、
そして確かな職人がきちんとした施工体制の下で
工事することが大切です。
結局のところ、作り手の考え方、
ポリシーが重要になってきます。
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