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たまには美術館

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
少し前になりますが、妻と一緒に上野を散策しました。
目的は、国立西洋美術館で行われている「ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」です。
上野駅の公園口が新しくなり、改札を抜けると石畳状の広場がそのまま上野公園に繋がって、以前のように車道で分断されていないので、左に見える文化会館、右に見える西洋美術館、そして奥に見える動物園や公園の樹々が、綺麗に見えます。
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JR東日本ホームページより

西洋美術館は、ル・コルビュジエが設計した建物です。
正直なところ、建築は好きですが、美術は苦手で、美術館も今まであまり足を運んだことがありませんでした。
今回は、新しい駅とル・コルビュジエが見られて、自分でも知っているピカソの展示でもあるので、妻についていきました。
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水平垂直が美しい、ル・コルビュジエ作品の国立西洋美術館

ピカソの作品は、時代の流れとともに、展示されており、その時の時代背景も丁寧に解説が展示してありました。
初期の作品である肖像画は、美術4(10段階評価)の私が言うのもなんですが、それは写実的と言うのでしょうか、写真よりもリアルで息遣いまで感じそうな絵でした。
時代が進み、美術素人の私が理解しているような、いわゆるピカソの絵になってきます。
ピカソの絵と言えば、「なんでそこに鼻がある?」「ただの落書き?」みたいな感じで、良さを理解することができませんでした。
丁寧な解説文を時代背景とともに見ていくと、戦争による無差別爆撃を悲しんだ「ゲルニカ」や、がんじがらめな時代背景を表現した「黄色のセーター」など、展示を見ているうちに、ほんの少しだけあの絵の意味が分かったような気がしてきました。

たまには、美術館を見るのも悪くはないなと感じた秋の日でした。

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写真撮影OKの作品も。「黄色のセーター」
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大切なのは、作る人の心意気です

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
基礎職人、左官職人、板金職人…大工以外にも、家づくりには多くの職人が携わっています。

1棟の家を造るのに、最初の設計から始まり、最後に外構工事をするところまで、約100名の人が関わって、家づくりをします。

一般的には、『下請け』とか『下職』と呼ばれる職人ですが、こもだ建総は、『お互いに協力して、お客様のためにいい家を!』の意味を込めて、『パートナー』と呼んでいます。

2ヶ月に1度(年5回)、パートナーの勉強会を行っています。
ここ数年のコロナ禍で開催ができないことがありましたが、今年後半から前と同じように開催をしています。
この集まりが『パートナー研修会』です。
ソニックシティの会議室に、こもだ建総の社内スタッフをはじめ、大工、職人の50名以上が一堂に会します。

パートナー研修会の大きな目的は、会社の理念や、家づくりの考え方を共有することです。
また、現場の安全教育や最新の情報の共有を行い、時には、大学教授など専門家を招いての特別講演会を行います。

お客様の一生に一度の住まいづくり。
そこに携わる100名が、こもだの家に誇りを持ち、想いを込めた家づくりをしなければ、「世代を超えて住み継がれていく本物の住まい」を造ることはできません。

レシピ本を見て、いい素材を揃えても、作る人によって味が違うのと同じで、どんなにいい設計でも、どんなにいい素材でも、それを作る職人の技量と心意気が高くないといい家はつくれません。
しっかりとした技術を持っていること。
これは前提条件にすぎません。
大切なのは、作る人の心意気です。
心を一つに、お客様のために最高の技術を惜しみなく発揮すること。
そのために、顔の見える職人集団=パートナーのチーム作りも、工務店の最重要項目になります。
こもだ建総は創業約50年間、パートナーを大切にし、切磋琢磨しながら育ててもらった会社です。
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長持ちする家をつくるには

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
『長持ちする家』とは、どんな家なのでしょうか。
日本の家の平均寿命は30年で、欧米では100年といわれています。日本の家は、なぜ『長持ち』ではないのでしょうか。

30年で家がボロボロになって住めなくなってしまうからでしょうか?
しかし、現代の住宅作りで、これは考えにくいです。
では、性能が低い(断熱性能や耐震性能)からでしょうか?

どんなにいいキッチンを入れても、寒い家では快適に過ごせず、光熱費もばかになりませんし、地震が来るたびに、不安になる家では、快適に安心して住むことはできないでしょう。

これらのような、性能に不安や不備があって『長持ち』しないのであれば、その対策が必要です。

長持ちな家を作るには、具体的にはどうすればよいでしょうか?
・耐震等級3 
・断熱等級5以上 
・劣化対策等級3 
・メンテナンス周期の長い仕様
 ・・・。

要素をあげれば、数限りないと思います。

しかし、です!

家を長持ちさせるには、これらハード面だけで本当に良いのでしょうか?

ハード面で長寿命の家にすることは、前提条件にすぎないと思います。
ハード面は、できて当たり前。
そこで、本当に家を長持ちさせるにはどうすべきか。

私の考える、一番長持ちする家とは・・・
それは、ズバリ!

「愛着を持てる家」です。

人は機械や物と違って、感情があり、感性で生きています。
ハード面をしっかり作った家でも、愛着がなければ、家に飽きてきたり、不満が出てきたり、新しいものが出るとそっちが良くなったりと、結局は、『ポイッ!』家を手放すことになるのではないでしょうか。

家を建てるときは、新しい家でどんな生活をしたいか、どんな未来を作っていきたいか、自分らしさをどのように表現するかなどなど・・・、しっかりと自分と家族を見つめて、議論し、とことん案を練り上げていくことが必要です。

そして、もう一つ大切なのは素材です。
建てた時が一番素晴らしく、その後は、劣化の一途をたどる家では、愛着どころか、嫌になってきませんか?
無垢材や自然素材は、化学建材と違って、時間がたつにつれて美しくなってきたり、丈夫になってきたりするものがたくさんあります。
そうすることで、家に愛着が湧いてくるのではないでしょうか。

愛着があるものは、手放したくないですよね。
この業界で29年仕事をしていて、「愛着を持てる家」とは何か、そのことばかりを考えています。

「売る人が、自分で納得して、使って(味わって)みて、心からお薦めをしている」

こんにちは。こもだ建総の岡部です。

とある書店の話。
その書店は、本好きの人が通う本屋さんで、売れ筋というよりも、店主自ら本を愛し、自分で読んで厳選した本しか置かない。

あるカフェの話
そのマスターは、コーヒーが大好き。豆選びも焙煎も抽出も全部自分で納得する方法で試してからメニューにする。

ある酒屋の話
こだわりの日本酒のお店。店主は扱う商品を必ず味見をしてからでないと、商品として陳列しない。

「ガイヤの夜明け」や「情熱大陸」みたいな感じですが、3つともこだわりを感じて、本物の良いものに巡り合えそうな期待感がありますよね。
共通点は、「売る人が、自分で納得して、使って(味わって)みて、心からお薦めをしている」ことです。
買う側は、そのこだわりや思いを受け取ることができます。

何か買う時に、店員から「私も使っているんですけど、とても良いですよ!」
なんて言われたときは、、安心して商品を購入できるものです。

さて、住宅の場合はいかがでしょうか。

ホームページや雑誌などで建築会社を見つけて、その後は営業担当者に合って、会社の比較をして、家づくりの具体的な検討に進むかと思います。
その営業担当者は、「売る人が、自分で納得して、使って(味わって)みて、心からお薦めをしている」ケースは、あまりないかと思います。

その点、こもだ建総の場合、新築の営業を担当している3名(社長・堀之内・岡部)は、こもだ建総の家づくりを愛し、こもだ建総の家に住んでいます。
「売る人が、自分で納得して、使って(味わって)みて、心からお薦めをしている」人です。

構造見学会!桧の香り!

こんにちは。こもだ建総の岡部です。
10月最終の秋晴れの週末に、見沼区にて構造見学会が開催され、多くの方にお越しいただきました。

1.隠れてしまう大切な部分を直接見ることができる
2.会社の施工ルール(納まり)を確認できる
3.香り、匂いを体感できる
4.施工会社の考えや姿勢がわかる

おもに上記4点が構造現場見学のポイントです。
当初、お客様のご案内時間を45分程度と想定をしていたのですが、お越しいただいたお客様より熱心な質問を頂き、さらに熱く担当者が説明をしているうちに、1時間以上経過・・・なんてことも。
当日は、社員スタッフの他に、こもだ建総が産地直送で構造材を仕入れている山長商店の埼玉の拠点「モック」からもお手伝いを頂き、上記の4点の重要部分のご説明をさせていただきました。

折角なので、木に触れていただきながら楽しんでもらえればと言うことで、桧の鉋(かんな)削りカスでアート作品を作ったり、におい袋を作ったりすることもしました。
そして、ご両親が現場を見ている間にお子様たちは、「杉の積み木」や「桧のジェンガ」で楽しみました。

住宅の見学会はおもに2種類あります。
完成した建物を見ていただく「完成見学会」と、建築途中に建物が完成したら見えなくなる構造を見ていただく「構造見学会」です。
長く暮らす家を納得して建てるためにはどちらもですが、私たちは構造見学会こそ参加してほしいと思います。
構造を見ればその住宅会社の家づくりに対する姿勢そのものがわかるからです。

今回お越し頂けなかった方も、是非次の機会に見学していただければと思います。
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